マリア様がみてる
「レディ、GO!」
とりあえず1回読んで思いつくまま書く
ネタバレ感想
O(≧∇≦)O
―――という事で別ページ(苦笑)
さて・・・今回よく出てきたのが祐巳の時代劇言葉(^^;) ある意味こういう口調でふざけるってのはそれはそれでリアルっぽいのでおおいにGOOD。こういうちょっとした事で現実感が増すからねー。
「無念」「たのもう」「どうれ」って(^^;)ここでなぜ祐巳が時代劇言葉なのかって想像すると面白そう(笑)

時代モノ―――とかそういうのが好きなのは言わずもがな由乃さん。
で、当然祐巳ちゃんにもたまに時代小説を薦めてみたりする。しかしながら祐巳は遠回しに遠慮。まぁさすがに趣味が合わないし。でも何度もそう言って断っているウチにさすがに申し訳なく思ったのか、とりあえず軽いところから初めてみよう、とたまたま夕方再放送やってた時代劇を観てみる。例えば大岡越前(笑)
で、今までお父さんが観るものだと思っていた祐巳は何回か観るウチに意外と面白い事に気付く。で、なんとなく時代劇がMyブームになる祐巳(笑)早速その事を報告する祐巳―――ところが“ふふん”と鼻をくくったかのような表情で由乃さん曰く
「まだまだね、祐巳さん。テレビでやってる時代劇ってやっぱりバラエティ性が強くってちょっと違うのよねぇ。まぁ鬼平くらい上手く作ってくれたら認めて上げないこともないけど」
「うっ(^^;)」―――ってな感じで。
でもやっぱり一度はMyブームになったので、それからも時間があれば時代劇の再放送を観るようになった、と(^^;)
ちなみに乃梨子ちゃんも時代劇は意外と観てたりする。何故なら撮影協力とかで色々なお寺の御本尊が映る事が多いから(笑)

―――閑話休題。話を元に戻そう(^^;)

そういえば今回は同じクラス内の様子がよく分かりましたねー。普段どうしても山百合会が中心になっちゃうから、どうしても学生の本分たる教室内の様子があまり描かれてなかったようなきがするし、その流れでどうしても同じクラスの同級生って描写が少なかったような感じしますし。思わず「そういや皆同じクラスになったんだっけな(^^;)」とか関係図を再確認してみたり(^^;)参謀(笑)の真美ちゃんがなにげにgoodです(^^)b

で、体育祭準備。由乃さんはりきってるなー、と。
確かに昨年まではずっと手術前で体育祭がうらやましくって仕方なかっただろうからその勢いもひとしお。もう由乃(改)はつっぱしってる感じです(^^;)

「お姉さま大好き」左腕にギュっと抱きつく祐巳
ここの挿絵の祥子さまはちょっと冷静っぽいけど、同人誌だったらここは軽く頬に線を入れるところだね(笑)その後も祥子さまの反応は淡々としてたし―――ま、本編の祥子さまはこれくらいの方がイイのかも?

「私は上級生、あなたは下級生大作戦」
―――祐巳ってば・・・(^^; まぁ読者からしたらせいいっぱい上級生ぶるな祐巳の姿に感涙むせぶ事でしょう・・・(笑)

「由乃ぉ」
令ちゃんが可哀想だ(笑)でもそれがいい。さすが熟年カップル(笑)

祐巳のお父さん
イイ人だ(笑)庶民のお父さんだ(笑)

どうしても祐巳の事がちょっと気になる瞳子。
―――可愛いいやね(^^)
「私、祐巳さまの心配なんか全くしていませんから」
くぅぅぅ(≧∇≦)O なんか
すっごく可愛いぞ、瞳子!(笑)
その後のピンポン転がしに慎重な瞳子ちゃんもなんかカワイイ(*゚ー゚*)
で、乃梨子ちゃんは冷静。しごく冷静―――そこがいい(笑)<ぉ
クールでカッコイイですな(*゚ー゚*)

「お姉さま、凛々しい」
前の巻で学ラン姿のつぼみ達の描写を受けて何枚か祥子&令ちゃんの学ラン姿を描いたのを観たけどまさか本家でくるとわ(*゚ー゚*) もしや女子読者から「祥子さまの学ラン姿も観てみたいー」ってなリクエストが来たのかも。いや、来たに違いない(笑)

「私は志摩子さんに遠慮なんてしないもんねっ」
はっはっは(笑) でも逆に祐巳、由乃さん、そして志摩子さんたちが仲がよいのが伺える感じがしてGOOD(*゚ー゚*) 遠慮しないところがまたいい感じ。
しっかし
老猫って・・・(^^;)ひどい(笑)
で、カゴを背負ってオロオロと逃げ惑う志摩子さん、萌え(*゚ー゚*)(笑)
「由乃さんが怖かった」感想、萌え(*゚ー゚*)(笑)

玉入れする祥子さま
―――なんか愉快(笑)

学ランと藤娘とカナリア祭り
祥子さまは凛々しい姿が映えるやね。志摩子さんは・・・ノリノリ?(^^;) で、令ちゃんもノリノリ―――やっぱ喜んでやってるのがムカつくんだろうな>由乃

棒引き
コントかいっ(笑) いや3人の将来の関係が垣間見得て面白かったです。どういう流れになるか分からないけどネクストジェネレーションはこの3人で決まりっぽいねー。ノリツッコミが良さげ(^^)b

太鼓とバチ
爆笑(^^;) つか祥子さまのあしらいがうまくなってるっていうイイ表現(^^;) とりあえずぐずる子には何か与えとけって感じ?(笑)

「できないって言わなかった、由乃さんが悪い」
そこが由乃さんの困ったところであり、イイところでもあるやね。で、ここが江利子さまへの挑戦に繋がる、と。いよいよ由乃さん妹話の前降りがでました。まぁ剣道大会絡みでもあるし、きっとギリギリまで引っ張るでしょうねー。でも、そしたら祐巳の妹話はその後かな? 多分祐巳の妹が出来るのが最後の最後ってきがするしねー。

「お父さん、娘さんを私にください」
って言いだしかねない場面でした(笑) で、唐揚げとおにぎり食べたりとなんだかワキアイアイとやってるやね(^^;) で、ここでの邂逅の伏線が後のお二人の父親登場と対比してるのかなーって(^^;)

廻る、廻るよフォークダンス
順番が出来すぎですが、それはともかく(笑)やー面白いですねー。普通こういうフォークダンスシーンってのは「あこがれの貴方とドキドキ」を描きますがこうきましたかーって感じ。祥子さまで入って、可南子が少しだけ今の祐巳を認めてつつあるような感じをみせて、瞳子がなんとなく祐巳から可南子をみはりつつ実は祐巳を少し意識してたり(笑)
そして祐巳を憧れる下級生―――昨年までの自分と祥子さまのような関係が、今現在自分にも起こっている―――なんだかんだで貫禄ついてきた祐巳。
まさに「まわる〜まわる〜よ時代はまわる〜別れと出会いをくりかえ〜し」
ここの描写は秀逸でしたねー。

袴競争
―――け、結果は?(笑)(^^;)<まぁ描写が無いのもイイ感じだけどね

「わくわくするわね」
このセリフで、イメージが
井上喜久子17歳おねーちゃんのイメージと重なったり(^^;) そっか、こういう事に割と積極的に参加するんだなーって。
いや、大変好ましい(*゚ー゚*)
まぁ別に志摩子さんに幻想持ってるワケでも無いんで(銀杏絡みの話好きだし)その思いがますます一致した(割と変な人(笑))んでなんか嬉しい気分。きっと玉逃げだって「おもしろそう」で参加したに違いないし(*゚ー゚*)

頭抱えてしゃがみこむ志摩子
萌え〜(笑)

「借り物競争」
うわ!出てきた!(^^;)まさに不意打ち。そっか・・・この人が・・・(^^;)
愛人問題とかいろいろありつつもなんだかんだで娘の事がカワイイパパ(笑)うーん、これはこれでカッコイイなぁ(^^;)まぁ柏木はまだ若いから
なんだかんだでちょっとカッコ悪いけどここまで来るとだんでずむな
パパなんだろうなぁ・・・愛人いるけど(笑)
描写がでるまではなんとなくファンファン大佐みたいな感じかなって
思ってたけど、登場した後はなんとなくイメージは「男爵」って感じで(笑)

そしてリレー
いや、ここでの可南子と祐巳の会話で、以前の“憧れの押しつけ的な関係”からみごと“色々言い合える関係”へとステップアップしていますねー。
まぁいろいろわだかまりもあったのでしょうが、イイ方向へと変化したようです。
罰ゲーム
そして学園祭までのお手伝い―――これは山百合会伝統の妹勧誘作戦っ!?(笑)  や、このパターンだよね、やっぱ(^^;) そしてそれにつられる形で瞳子も参戦。―――ああ、なんだか妹決定戦が始まったような(笑) そんな瞳子と可南子の関係も祐巳を通じてだんだんと合っていくようになる、と・・・うん(^^)

で、白状させようと腋をくすぐる祐巳
―――なんか“女子っ”ってな感じだねー(^^;)

「ツーショット写真」
う、うわー(^^;)可南子、すっごく可愛い(゚ー゚*)
ツーショット写真か・・・望みがこれってのが、またイイ!
挿絵での彼女の仕草もイイねー、というワケで最後の最後でとうとう可南子が描写されました。なるほど・・・真ん中ワケだけでなく一部後ろにも
流してるのねー。うん、イイ感じ(^^) で、挿絵の祐巳と可南子の背の高さの違いがまた―――いろいろなシチュエーションが考えられて、もうっ!(笑)可南子派推奨者のあとりえ雅さんの可南子論と絵も頷けるなぁ(^^)

うーむ。どっちもどっちも―――こうなるとあちらを立てればこちらが立たずって感じで、どっちにも肩入れしたくなるなぁ(^^;)
こうなりゃいっその事ふたりとも妹にしちゃえって感じ?(^^;)
いや、リリアン初の二人の妹を持つ女ってのも祐巳の肩書きにはイイかもしんない(笑)その度量も今の祐巳にはあると思うし。

つう事でながながと書いてきましたが、今回の新刊は久しぶりに楽しく読めました。冒頭にも書いたけどなんだかんだでここ最近の巻ってシリアス路線が多くて楽しい部分もあるんだけど、ちょっとつらいとこもあって正直スッキリとはしなかったんだよねー。でも、今回の話はなんだか単純に面白かったっていうか分かりやすかったっていうか―――ああ、そうそう。リリアン外の登場人物がほとんど出てこないってのが良かったかな?特に花寺編はどうにもこうにも・・・あれはマリみての世界とは相容れないような気がします。違和感が常にまとわりついてどうにも単純に楽しめませんでしたし。なんか第三者が別世界から入ってきて世界を踏み荒らしてる―――って気がして、ねぇ(^^;)

なにはともあれ、すっごく面白かったですo(^-^)o これで瞳子も可南子も祐巳の妹フラグがたちましたし、これから先が楽しみですーO(≧∇≦)O