マリア様がみてる
「チャオ ソレッラ!」
とりあえず1回読んで思いつくまま書く
ネタバレ感想
O(≧∇≦)O
なんか単純にオフレポっつーか、単なる順序だっての旅行記って感じですねー(^^;)
いや、わかるんですよ。旅行記ってそういうものだって。
修学旅行だし多分そうなるってのは。
でも・・・やっぱり
「イタリア旅行ってこういう感じなのねーっ」が前面に出ててちょい話としては盛り上がりがなーと。あとがきの通り「たまにはこういう話があっても」
なんでしょう、うん。まぁ見せ場は色々あったし・・・というかドキドキしたし(笑)

結局前フリが色々ありつつも結局聖さまが出なかったのは好感持てます。
まぁあそこまで出る出るって感じを出されたら逆に出ないだろうなーとはうすうす感じましたけど(^^;)
いや、カニーナは祐巳絡みでもあってなんとなく出そうだとは思ったんですよ。
その上で聖さままで出たらちょいクドイかなーって。
でも、加東さんくらいちょいでるかな、とは思ったんですけど(^^;)

そういえば作中で出てきた聖さまが接触してこない理由の
「私のためだって、思うのよ(by,志摩子)」ですが・・・ごめん。これ初読の今は全然意味解りませんσ(^^;)
馴れ合わないため? それぞれを尊重するため? 静と会ってるから?
甘えないように、今の環境を優先させるため? うーん・・・。

ワザワザ修学旅行に合わせるかのような日程の旅行ってのもねー。
接触してこないんだったらなんで合わせたのかなーって。
想像は付くんですよ。加東さんとのイタリア旅行―――これ自体が聖さまの
「やり直しの修学旅行」なんじゃないかって。彼女が2年の修学旅行の時って栞にますますのめりこんでいった時期であったし(描写ないけど学園祭の準備の前だろうから悶々としてた真っただ中)
多分彼女自身修学旅行を全く楽しめないどころか覚えて居ないのではないかな、と。
で、振り返って今はようやく癒えてきて
「今」を生きるようになって。
ちょっと遅いけど、あの頃の自分を取り戻したい。
そこで同じ時期に同じような日程で同じ場所を再び訪れる―――そんな
時間旅行っていうか補完旅行っていうかそんな感じなのではないかな、と。
ただ、あくまでもこれは勝手な推論であって、原作の文章の狭間から読み取れる情報だけでは
「何故今なのか」「どうして接触してこないのか」っていう説明に、どーも説得力がないような気がしないでもないでも(^^;)
この辺は同じような事を思いついた人の同人誌でも捜して自分で補完するかなーってとこかなぁ(^^;) まぁ前から答えを出さずにニュアンスだけで済ませて想像させる話作りをするような作風ではあるから、これもそういう事なのかもしれないけれど(^^;)

さて。ではざっと雑感などなど(^^;)

・冒頭の祥子さま発言―――いや、冗談だとは解りきってはいるのですが・・・冗談聞えない説得力のある冗談ってのも(^^;) いかにも祥子さまだなーって感じでイイですね(笑)

・乃梨子さんと志摩子さん
―――いいね(*^ヮ')b
決してベタベタしてるわけじゃないけど、しっかり相手の事を考えている・・・志摩子さんはイイ娘さんを見つけたですねぇ(^^) つかず離れずな関係がこの姉妹の強さですね。で、雛って・・・戻ってくるべき巣に対しての雛なんだろうけど、最初に浮んだのがひな人形姿の乃梨子だったり(笑)
成田空港の出発カウンター
・空港―――さすがにここで「カトウ」の名前を聴いて祐巳に察しろってのは酷か(^^;) でも聖さまと加東さんの関係を知ってるのって、いやそもそも加東さんを知ってるのって祐巳しかいないワケで・・・まぁ佐藤もカトウも日本人には多い名前なのでやっぱり酷か(笑) にしても空港から出国の描写や細かいスケジュールをみても、ホントオフレポって感じでちょい、ねぇ(^^;) まぁ微笑ましい気もしますが・・・作者の浮かれ具合が(笑) 飛行機内の様子や途中の空港での待ち時間なんてそのまんまですもの(^^;)

・チャレンジ!祐巳ちゃん―――今回旅行中、様々なチャレンジをする祐巳ちゃん。作者も色々チャレンジしたって思われるけど、ある意味主人公らしい行動でなんだか◎ ほら、本来の読者層って女子小中学生あたりじゃないですか。でもって主人公である祐巳ちゃんの行動とやっぱりシンクロして読むのが正当なワケで・・・そう考えると祐巳ちゃんが色々こうやってチャレンジする様子は読んでる方としては一緒になってチャレンジしてる感じになって、読んでて楽しいワケで・・・そういう意味では真っ当な描写ではありますねー。

・祐巳ちゃんのお風呂シーン・・・(*'ー'*)

・由乃さんの熱―――うん。友情だね・・・とてもしんみりしました。いつも元気娘だけにこういうシーンにはドキリとさせられます。でもこういったところを見せられる友達が・・・助け合っていける親友がいるってとっても素晴らしいと思う。うん。いいシーンだ・・・これはマリみて作品中一番σ(^^;)が好きなシーン・・・「パラソルをさして」での由乃が「祐巳っ」って抱きつくシーンに次ぐMyBESTシーンだな、うん。

・由乃さん、シャワー、バスローブ・・・(*
'ー'*)

・由乃さんの殺し文句―――
あーっイイなぁっ!もうっ!(>_<)

・この国、緩い―――作者の感想
志摩子さんが涙した最後の審判
・最後の審判と志摩子さん―――本当に敬虔なクリスチャンなんだなぁ。いや、疑っていたワケではなく、改めて志摩子さんの立ち位置を確認した感じで。
カトリックの総本山サンピエトロ大聖堂絢爛豪華。綺麗。煌びやか。荘厳。華やか。
・ロザリオ―――そっかー。やっぱり引き継ぎもあれば新規もあるのねー。いや明確にこういった設定が出たのは初めてだなーと。まぁ一生ロザリオを身につける敬虔な方もいるだろうしね。
イタリアのオープンカフェ「ガス入り」ミネラルウォーター
・イタリアのミネラルウォーター―――作者の感想
便座なしトイレ
・便座―――(*'ー'*;;;;;;;;;
「トスカ」の舞台サンタンジェロ城
・鹿取先生―――
なにげに活躍。先生の描写ってあんまりないんでなんだか新鮮。
皆座ってるスペイン階段お金をなげるぞトレヴィの泉
・Aさん―――うわー、マリみて世界じゃなかったらあぶないところだったよ(爆っ)
ぱっくん真実の口
・聖さまの噂―――この辺で「しつこいから逆に出ないだろうなぁ」と(^^;)

・同感パチンパチン―――だからこういう描写大好きなんだってばっ(>_<)<知りません
チョコレートパウダーのかかったおいしそうな街ドゥオモ
・祐麒の役―――さーて何を持ってくるのか(^^;) 多分笑える配役なんだろうなぁ(^^;)劇の内容も気になる気になる。
祐巳のナンバーワン「受胎告知」
・姉弟でラブシーン―――Malcom.Xさん辺りが好きなシチュエーションだな・・・いやσ(^^;)も好きだが(笑)
支えてる写真も結構あったり(^^;)
・ピサの斜塔をささえる人々―――うらやましくなった真美さん、萌え(*゚ー゚*)
ピサの斜塔の横の洗礼堂
・でた!静さま登場!―――カッコイイ登場だな(^^) あとなにげにペンフレンドな志摩子さんとの関係ってイイよなぁ。
お風呂場な洗礼堂の中(笑)
・洗礼堂の歌姫―――うわー。すっごい見せ場だな(^^) カッコイイっす。まぁせっかく登場したんだし、ここでバッチシ決めてもらわなきゃ、ですねー。

・ピサの斜塔―――作者の体験。TVでしか観たことないけど、マジで怖そうだよね、登るのって(^^;)
あまりに有名なヴィーナスの誕生よくわからない絵「春」
ナンバーツーの「受胎告知」観たい絵の大トリ「ヒワの聖母」
・「どっちを妹にするの」―――まさに読者全員の疑問(^^;) やーでもここまでくるとどちらも妹にしないのかも?という疑念も(^^;) 文中でこういう私的があるとねぇ(^^;)

・インコ―――しつこすぎ。つか都合良すぎ(^^;)登場しないの決定って感じで(^^;)
ゴンドラとため息橋
・ゴンドラ―――作者の体験。多分ねぎれなくてくやしかったんでしょう(笑)

・日本のドラマ―――ものすごくかわいい顔でおねだり・・・令ちゃんだったら空飛ぶな(笑) つかおねだり由乃さん、萌え(*゚ー゚*)

・感じた志摩子さん―――うーん。ちょい唐突だなー。せっかくのイイシーンっぽいのになんだか電波な印象も。前ふり・・・例えば観光中の志摩子さんが「ん?」と何かを感じ取って、かるく首を傾げるも、同じグループのクラスメートに「どうかしまして?ロサギガンティア?」「いえ・・・なんでもないです。さ、いきましょう」と口元が微かに緩んで―――とかそういった描写があれば、この部分も引き立つんだろうけど・・・そこも想像で補完するべきなんだろうか。これくらい描いてもよさそうなものだけれど。

・祐麒くんにくれぐれも―――すわ! 由乃さん、祐麒に何故!・・・と、ちょっとドキドキしたよ(笑) 録りのがしのドラマを録るなんて・・・さすがに気の廻る祐麒だなぁ(^^;)

・冗談―――やー、いいエピソードだ(^^;) 祥子さま、がんばってるねぇ(笑)

・蔦子ちゃん―――や、結構ビックリしました(^^;) 祥子さまってば蔦子の事をそう呼ぶのね(^^;) てっきり名字で呼ぶのかと。

・押しが足らない―――えっと・・・サービスシーン?(笑) 祥子さまも言うようになったものだ(^^;) なんだか同人誌の祐巳萌えな祥子さまに近づいていってるような(^^;) 楽しいからもっとやってください(笑)

・二人へのおみやげ―――くあーっ(^^;) いいなぁいいなぁこういうの(>_<) あまり笑わないふたりを可愛くないところがまた可愛いなと思う祐巳・・・(>_<)くーっ 背中合わせに覗き込む二人もまたイイなぁ・・・屈指の名シーンだねっ(*^ヮ')b

・深夜に書いたラブレター―――もうどうしろと!(*゚ー゚*) 祥子さまってば祐巳にベタ惚れやん(^^;) 頬が緩んで紅潮? 一生忘れてあげないわよ? 祥子さまが耳が赤くなってる? いやいやいやいや・・・ありえない(^^;) ここまでメロメロな祥子さまなんて同人誌の上だけかと(^^;) もう相思相愛!って感じで(^^) もういくとこまでいっちゃってください!<ぉ

・そして一触即発―――うわー、こわかった(笑) このふたりの会話ってばこわいです(^^;) そしてどういう事だろう? やっぱりなにかの伏線かな? 「妹にならないのでしょう?」って事は逆になるって伏線でもあったりしない、かな? うーん、最近は瞳子が祐巳の妹になるのもイイかなーと思っていたところにこの伏線ですか(^^;) いや、話として意外性を持たせたければ可南子で正解なのですけれど・・・うーん(^^;)


つう事でざっと書きましたが―――話の軸としては単に旅行記なだけでそんなにどんでん返しもあるわけでなく、ただたんたんと進みましたな(^^;) まぁこれでイタリアに行った時には観光ガイド代わりとして役立ちそうですが―――行く予定はありませんが(^^;)
ただ、まぁ祐巳ちゃんと由乃さんをはじめサービスシーン(笑)が多かったなーってのと、それをフォローするかのごとく祥子さまのメロメロ具合っていうかそんなサービスもあったりし・・・で、美味しいところは静さまがかっさらって見せてゆくという・・・うん。
たしかに作者の言うとおり「たまにはこういう話」もいいかも?
―――と綺麗に終わってみたり(笑)(^^;)



あーでも個人的には祐巳ちゃんと由乃さんの友情シーンがいくつもあってとても幸せな巻かも知れず(笑)(*'ー'*)